売り物にならない古銭はあるの?どんな古銭が売れない?

残存数の多いものは高く売れない

古銭の中には、大量に残存しているものがあります。古くても、残存数の極端に多いものは、保存状態が特に良いものでない限り、値段が付かないか、相当な安価となります。例えば、1000年前に中国で製造された渡来銭の中には、東アジア全域で大量に残存しているものがあり、日本の基準からすれば非常に古いものであるのに、その評価は100円から数100円の範囲です。日本の寛永通宝も残存数が多いですが、変種が多くて、その変種の中には稀少な珍品も含まれるため、一概に言えない面もあって厄介です。
古さよりも稀少性が大事で、新しくても稀少なら、高額評価となります。稀少性は、見た目だけでは判断つきませんので、資料によって調べるしかありません。一般的な貨幣カタログを見れば、基礎的な情報は知ることができます。なお、本来ならば稀少価値のないはずの古銭でも、保存状態が非常に良ければ、稀少品に格上げとなります。

保存状態が極端に悪いものは売れない

ひどく錆びているものは、売れない可能性が大です。ただし、例外があって、奈良時代から平安時代に鋳造された皇朝十二銭なら、文字が読みにくいほどに錆だらけでも高く売れます。これ以外となると、よほど特殊で稀少なものでないと、ひどく錆びたものは、売ることが難しくなります。かと言って、錆落としをすれば価値が上がるわけでもありません。この種のものは、どうすることもできません。
古銭は、保存状態が大事で、保存状態の良し悪しによって、評価が極端に違ってきます。厚い錆に覆われているもの、長く流通して摩耗の激しいもの、硬いものが当たって大きな傷跡のあるもの、その他、保存状態の極端に悪いものは、大幅な評価減となり、コレクション品として不適なものともなります。ただし、物によります。