古銭ってどの位前の貨幣を言うの?その基準は?

古銭の定義は曖昧です

古銭とは、字義からすれば「古い硬貨」の意味しかなく、漠然とした意味しかありません。法的に言えば、通貨としての機能を停止したもので、通用しなくなった硬貨のことです。一般的には、最新の現行硬貨と図柄が違うもの、という意味になることがあります。
古銭収集界では、記念硬貨や現行硬貨であっても、収集の対象であり、古銭と現行硬貨とを区別せずに古銭と読んだりもします。場合によっては、紙幣であっても古銭扱いしていることがあります。このように、古銭の意味は流動的で、文脈によって大きく揺れ動きます。最も広い意味としては、収集の対象となっている貨幣類の全部が、古銭の名で呼ばれることがあります。紙幣を古銭と呼ぶのは、いささか無理がありますが、あまり気にしないでこの用語が使われています。

通貨機能を失ったのが本来の古銭

曖昧に使われる「古銭」という用語ですが、法的に貨幣として通用しなくなった硬貨を古銭と呼ぶのが、最もしっくりする意味解釈でしょう。これなら、違和感が全然ありません。しかし、古銭市場で売り買いの対象になる硬貨を、古銭と呼んでも良いようにも思われます。この場合、記念硬貨が含まれますし、法的に現行通貨だけれど古い図柄のもの、最新の図柄の現行硬貨の内で発行枚数の特に少ない年度のもの、あるいは、現行硬貨ながら未使用極美品のため高い価格で売り買いされるもの、これらは、事実上の古銭扱いです。
例えば、法的に現行通貨で穴のない古いタイプの5円玉がありますが、これなども古銭扱いになっていますし、50年玉でも、今よりも大型で穴のないタイプや穴のあるタイプがあり、これも古銭として売買されています。